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画質の悪い元写真での葬儀用写真の作り方③ ~切抜き選択~

★初めに

さあ、いよいよ写真加工の作業です。

スキャンで保存した写真ファイルを開きます。

ここではphotoshop CC を使用します。

まず起動させたらこんな画面になると思います。

ウィンドウの位置などは微妙にちがうかもしれません。

上部のファイルタブから新規を選びます。

遺影写真は基本四つ切というサイズが多いです。

額に四つ切を入れるときの貼りシロを考えて、

ここでは高さ30cm、幅24cmのサイズでデータを作っていきます。

もちろん絶対ではないですよ。A4を使用される場合もありますし。

ただ、ここでは上記のサイズを使っていきます。

新規で開いたファイル上にドラック等で遺影写真に使う写真を貼り付けます。

これだと加工しにくいので、編集タブの自由変形を用いて写真を大きくしましょう。

青線の四隅にカーソルをあわせ画像を縮小・拡大します。

その時、キーボードのshiftキーを押しながら縮小・拡大すると縦横の比率を変えながらサイズを変更可能です。

後このとき、カーソルが回転マークになったら角度変更も可能です。

希望の大きさにできたらenterキーで確定します。

作業開始

さて、今回は遺影写真ということで、背景を消してブルーのグラデーションに変えて、スタンダードな遺影写真の感じでやります。

ということで作業に入ります。

①切り抜き

やり方はいくつかあるので、何個かご紹介します。

1.被写体選択

これは、フォトショップが自動で輪郭を選択してくれる機能で、非常に便利です。

しかし弱点がないわけではありません。実際にやってみましょう。

選択範囲タブに被写体選択という項目がありますのでそれを選びましょう。

こんな感じに選択してくれます。

よく見ればわかるのですが、髪の毛と背景の堺目が曖昧なので、髪の毛の輪郭に沿って選択できていません。

こちらで選択範囲を変えてあげましょう。

上の写真で指しているバーを メニューバー といいます。

指しているアイコンで長押し、または右クリックを押してクイック選択を選びましょう。

カーソルの±はAltキーで切り替え可能で、+のとき範囲を拡大でき、-のとき範囲を縮小できます。

後ほど不要な部分は消していきますので、曖昧な部分は大きめに選択しましょう。

こんな感じです。

2.なげなわツール

大抵の場合、被写体選択を用いればいいですが、こっちの方が早い場合もあります。

また、切り抜き以降の作業では頻繁に使うことになるので覚えておきましょう。

上の写真で指しているアイコンで長押ししてなげなわツールを選択しましょう。

そのまま周りをドラッグしながらなぞってあげます。

これでOK

②貼り付け

上記の方法で写真を選択したら、右クリックして 選択をコピーしたレイヤー を押します。

すると、レイヤーウィンドウにレイヤー1というものが増えたと思います。

上の写真で指しているレイヤーは、元々のお写真の原本です。目のアイコンを押しましょう。

目のアイコンの有無は、該当レイヤーの表示、非表示を示しています。レイヤーについては後ほど説明します。

切り抜いた部分の写真のレイヤー1のみが表示されました。

では。

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