★人物の位置と大きさを決める
前回切り抜いた写真は小さいので、ここで以前使った自由変更で位置と大きさを調整しましょう。
ここで一つ注意点がありまして、このまま自由変形をしてしまうと、


このように切り抜いた写真と、元の原本の位置がバラバラになってしまいます。
これだと消しすぎた場合とか、元に戻したい部分があったときに修正が難しくなります。
なので、両方のレイヤーを選択した状態で変形しましょう。
レイヤーを複数選択する方法はフォルダを複数選択する場合と同じで、ShiftかCtrlを押しながら選びたいレイヤ
ーをクリックしてください。
複数のレイヤーを選んだ状態でも同じように変形できます。


位置、大きさが一致していますね。
大きさに関しては、体勢が整っている写真の場合はもう少し引きでもいいかも。
★不要な部分を消しゴムツールで消す
①消しゴムについて
切り抜いた輪郭の不要な部分を消します。
メニューバーの消しゴムのアイコンを長押しして、消しゴムツールを選択しましょう。
選んだら人物の輪郭に沿ってカーソルを動かします。ドラッグしているときだけ消しゴムが消してくれます。
消しゴムにも設定があって直径、硬さ、不透明度などを決定します。
直径 :消しゴムの1度に消す範囲の直径 硬さ :消した後の消し口の硬さ 数値が多いほど鮮明に、少ないほどぼやけた感じが出ます 不透明度:消しゴムの濃さ 100%だと完全に消します。数値が少ないほど薄く消します。
不透明度は上のメニューの不透明度、硬さと直径は消しゴムツール選択時に画像の上で右クリックすると調節で
きます。

実は、硬さと直径はAltと右クリックを押しながら上下左右すると、さらに直感的に変えられます。お試
しあれ。
それと感覚は人それぞれですが、僕は輪郭を消すときの設定は、
服等を消す場合は直径約100、硬さ約50で、顔等のくっきりさせたい部分を消す場合は
直径100以下、硬さ約60でやっています。
➁髪の毛の消し方について
髪の毛の消し方は特殊です。
まず、なんとなく髪の毛の堺目まで不要な部分を消してあげましょう。

これだと髪の毛が、切り取った感がありますね。
不透明度約30、硬さ0で、毛の流れに沿って消しましょう。
今回の写真は短髪なので、輪郭に垂直に細かく動かして整えていきましょう。

うちから外へはねるように動かすといいと思います。

境界線がくっきりしすぎず、自然になります。
おしまい。
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